[利用上の注意とお願い] クマ・サル・ハチなどの生き物
利用上の注意とお願い / Favor in case of useクマ・サル・ハチなどの生き物
1)ツキノワグマ
当緑地はツキノワグマの生息域です。棲んではいませんが、しばしば目撃されています。引き寄せないために
- エサになるものは捨てないでください。
遭遇しないために
クマの個性や状況などによりますので、以下の点だけ注意すれば安全ということではありません。- クマに自分の存在を知らせましょう。 鈴やラジオなどの音の出るものを携帯しましょう。無い場合、見通しのきかない場所では手をたたくなどします。なお、管理事務所で鈴の貸し出しをしています。また、園内各所に「クマ鐘」が設置されています。森林エリアではシーズンになると、入口2箇所で「クマ鈴」をセルフ貸し出ししています。
- できるだけ複数名で行動しましょう。
- クマの活動が活発な早朝や夕方は特に注意しましょう。
- 足跡や糞を見つけたときは引き返しましょう。
遭遇してしまったら
- 子グマに出会ったら、そっと立ち去りましょう。親グマが近くにいます。
- 石を投げたり、大声を出さないようにしましょう。クマが興奮します。
- 静かに退避しましょう。目を離さずに、できるだけゆっくりと後退します。
- 走って逃げるのはやめましょう。「逃げるものを追う」習性があるといわれています。
情報提供
- 他の利用者や周辺地区へ情報提供しています。「いつ」「どこで」「どれぐらいの大きさで」「何頭」「何をしていたか」などを管理事務所まで、お知らせください。
2)ニホンザル
- 目を合わさないで無視します。
- 威嚇や石を投げるなどをしてはいけません。なかには(仲間や子を守るため)反撃してくるサルがいます。
3)スズメバチやアシナガバチ
日本では、年20~30人の死亡者が出ているので要注意です。特に8~11月はハチが攻撃的になる危険な期間です。対策
- ハチが近づいても手で払ったりしないで、静かにじっとしていましょう。カチカチ音がしたら、スズメバチの威嚇警報です。巣が近いため速やかに逃げましょう。
- 黒い帽子や黒い衣服は避けましょう。
- 整髪料や香水はハチを呼び寄せるといわれています。
- ハチの巣に近づいたり揺すったりしてはいけません。
- 手で払ったり(しゃがむなど)急に動いてはいけません。
刺されてしまったら
- 巣の近くであれば、一匹が刺すと他のハチがつぎつぎと刺すので、速やかにその場を離れましょう。
- すぐに毒を絞り出しましょう。(口で吸い出さず、指でつねって絞り出します。吸引器があれば使用します。)
- 良く水で洗いましょう。(毒液は水溶性であるため)
- 体調に異常があれば、速やかに、病院で受診しましょう。特に過去に刺されたことがある人は、アナフィラキシーショックを起こす危険性があります。 ※抗ヒスタミン軟膏やステロイド剤、タンニン酸水の塗布は、個人によっては副作用があるため要注意です。
4)その他
- サルやクマに限らず、全ての野生動物に対して餌付けは絶対にしないでください。 人を襲うようになったり、人間に依存するようになります。「可愛い」あるいは「可哀そう」と思っての餌やりは、結果的にその動物を補殺せざるを得ない状況を生みます。